The Book Life

人生は、旅である!

お土産の購入が苦手な話。

みなさんこんにちは。コルドバよりさりなです。

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さすがスペインの南方アンダルシア地方なだけあり、とても暖かな気候でとっても過ごしやすく、心地が良い。

「The 都会」な雰囲気であった、バルセロナマドリードとは違い、少し田舎風な雰囲気を感じる。

人もそこまで多くはなく、アジア人はより少なくなったように感じる。

とても過ごしやすい。

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→写真を撮って〜とお願いするも、基本よくわからない構図が多い。被写体の問題だろうか。

 

歴史的な建造物や景色があったり、花に囲まれている道などがあり、冬を感じさせない街並みに感動。

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さて。

まず冒頭断らせていただきたいのは、

私は決してお土産を買うという行為そのものが嫌いなわけではない。

むしろその逆で、私は会う人会う人にお土産を配って渡したいのである。お土産きっかけでの話の盛り上がりや、その人の喜ぶ笑顔を私は見たい。

 

しかし、いかんせんお土産選びが、ものすごく下手くそなのだ。。

もし全世界お土産選び選手権なるものがあらば、すぐにでも最下位を取得することができるだろう。

 

これまで、ヨーロッパの様々な地方へ出向き、アメリカのシアトルにも2ヶ月に一回は訪れるなど、外へ出る機会が多いから「さぞ、おうちにはそれぞれの地で購入した素敵グッズがあるんでしょうね〜」と思われがちであるが、そんなことはない。

 

ちなみに、家には全くと言って良いほど海外グッズはないのだ。故に一人旅をするとお土産もなく、残るものは写真とその地での自身の思い出のみなので、私はブログで残すという手段を取っている。

 

私にとってお土産選びとは

その土地でしか買えないものをお届けし、そのお土産を通して現地を感じ、少しでも魅力に思ってもらうための儀式のようなものである。

 

だからこそ、お土産を通じて不服な顔は見たくないし、心底喜んでほしいし、ひいてはその地を好きになってほしいとまで願ってしまったりもする。

 

さて、お土産選びが困難を極めている理由をつらつらと下に書いていきたい。

 

困難な理由①

現地でしか買えないものが少ない。

これは実は深刻な問題である。特にアメリカに行った際にはどの商品を手に取っても、

「これは日本にあるなあ。。」と思い棚に戻してしまう。

以前、ドイツのMünchenに足を運んだ際、事前にサーチをしたところ「クロイツカムのバウムクーヘンは有名である。」とどのサイトにも記載されていたので、私はそれを3つ購入した。さらには一緒にいた取引先のお客様にも、「絶対買うべき」とわざわざお店に足を運ぶようにお願いをした。

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現地で試食をしたところ、たしかにうまい。どや顔でそのお土産を知人に渡した。しかし後日、会社の最寄駅にあるDean and Deluca の中をぶらぶらしていた時に、それはよぎった。

透明のプラスチックに、レースの敷物がされている、あのバウムクーヘンを。見つけてしまった。

全く同じ梱包をされているクロイツカムのバウムクーヘンを。

ドイツでしか買えなかったんじゃないんかい、、、。てかなんなら会社から徒歩5分のところで買えてしまったよ。。

大抵の現地で美味しいものはすでに日本に輸入されている。

この事実は、お土産選びを困難にさせる要因にならざるを得ないのだ。

 

困難な理由その②

物理的に残ってしまうものを渡したくない。

これは、完全に私の主観なのだが、例えばマグカップやマグネット、スプーン、フォーク、tシャツ、ストラップetc... 

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これは果たして貰った側は嬉しいのだろうか。

 

100歩譲って、例えば上記のようなものをコレクションしているような友人であれば別だ。

私は喜んで買ってきて喜んで渡す。

しかし、全く集めてもおらず、さらにはその地とは全く所縁もないのに、

これらを渡された人たちはどんな気持ちなのだろう。

「Barcelona! Love! 」と書かれたTシャツをもらった人の気持ちを想像すると、それだけで苦しい。

「。。んこれどこで着ようかな。とりあえずもらっちゃったし、棚の奥に・・・」

なんてことになりかねない。

だから私は、できる限り、ものとして残ってしまうものは渡したくないのだ。

 

困難な理由その③

本当に美味しいものなのかどうか見極めが難しい。

理由その①の際には、本当に美味しくて現地の有名物であれば、日本に既に存在してしまっていると記載をした。

つまり、「ある程度有名ではなく、でも美味しそうなもの」を選ばねばならない。」

 

しかし、私はいつもここで疑問に襲われる。

 

果たしてこの観光地と化したところに、そんなものはあるのだろうかと。

考えてみよう。例えばチョコレート。

どこの国に行っても、その国のオリジナルチョコレートは、ある。

それに、チョコレートにはよっぽどのことでもない限り、ハズレはない。基本普通に食べれる。

※フランスやベルギーなどのチョコレートはもはや有名になりすぎて日本で普通に売っています。

 

しかし、そのチョコレートは、果たして、わざわざ買ってくるほどに美味しいものなのか。

甚だ疑問である。

同じ値段であれば、よっぽど日本のショコラティエで買って食べた方が美味しいはずである。

 

そうなると、チョコレート以外の選択肢を考えるのだが・・・・

難しい。本当に美味しいのか?たしかにヨーロッパ人の舌には会うかもしれない。

でも、どう考えてもこれは日本人は好きじゃないよなあ・・・と想定が容易なものが多すぎる。

 

困難な理由その④

いわゆる観光地にある雑多なお土産やさんのようなお店で買いたくない。

これは完全なる偏見だが。(最初に謝っておきます。)

こういうお店で売っているものをもらって嬉しいのか・・・・?

さらに、だいたい人があまり入っていないので、一人で入って、声をかけられるのも怖いので、

外からチラッと見て終わることが多々あります。これは、たんに私がびびっているだけという所以が9割である。

 

困難な理由その⑤

オリーブオイルや石鹸など、みんなどうせ買うでしょう問題。

これまで述べてきた4つを回避するようなものは、オリーブオイルや石鹸と言った類のものになるとは思うのだが、これも改めて伺いたい。

 

それ、みんな買ってきますよね・・・?

 

と。

私はこれまで様々な国を訪れたが、どこでもこれらの類のお土産は存在した。むしろ、これらのお土産がない国の方が珍しいのではないか。

 

私が買ってきたことにより、またそのストックが増えてしまったら・・・?

申し訳ない気持ちになるゆえ、買ってこれないのです。。

 

困難な理由その⑥

美容グッズはそれぞれの拘りがあるから、実は一番選択が難しい。

感想肌、混合肌、スキンケアへの拘り、好きな香り、髪質など、

それは十人十色の世界。

・・・・正解がわからないため購入できません。

 

 

と、まあこんな形でいつもどこかの国に訪れるたびに、悩むわけです。

ちなみに、今回訪れているスペインでもまだ一切お土産が買えていない。むしろみんな何を買ってくるの!?と驚きである。

一番お土産としてこれ買っていきたいな〜と思ったのは、イベリコ豚の生ハムだが、あいにく日本への持ち帰りは禁止ということなので、やむなく購入せず。

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→私が美味しくいただきました〜

 

 

そんな中で、私の友人の中には、お土産選定が非常に優秀な友人がいる。

私が「今ここにいるよ〜」と連絡をする、もしくはSNSでそれを確認すると、瞬時に以下のような連絡が来る。

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彼女は天才なのか?その地を伝えた瞬間に欲しいものを告げることができる能力。さらには、そのアンテナの高さ。

現地にいる私ですら「なんだそりゃ?」と思うお土産依頼もくるのだが、彼女のこのお土産アンテナは非常に羨ましい能力である。

 

いっそのこと、お土産なんて何も買わないよ〜ん・・・としたいところなのだが、

まだその勇気は私にはない。

 

ちなみに、こんなことをつらつら考えているものの、実際にお土産をいただく側になるときは、手放しでよろこぶ。日本で打ってようがいまいが、美味しいか否かなど、大して気にもかけず、毎回ありがたくいただく。

 

ということで、次なる地であるモロッコに期待を寄せながら、スペインは一切何も購入せずに去ることになりそうです。。

 

致し方なし。

どなたか、私にお土産の買い方を指南してくださるようお願い申し上げます。

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アディオウス!